2007年05月13日

退職給付会計基準の読み方(退職給付の考え方)

退職給付会計基準、読んでますか?

今回は、スタートとして退職給付の話です。

退職給付、早い話が退職金です。

会社を辞めた従業員等に支払う給与が退職給付です。

退職金には、一時に支払う場合(退職一時金)と分割して支払う場合(退職年金)があります。

退職したことによって(退職を起因として)支給する退職金全般が退職給付と呼ばれます。


退職金の支給形態 → 退職一時金と退職年金 → 退職給付


この退職給付には、どのような性格があるのでしょうか。

意見書では、「賃金後払説」をとっています。

文字どおり賃金の後払い、つまりは労働の対価と考えています。

その他にも功労報償説(ごくろうさん)、生活保障説(退職後大丈夫?)などがあります。

意見書であげられている説の呼称なので一応は念頭においておきましょう。


実際には、退職金には様々な意味が込められているのかもしれません。

しかし、意見書ではそのうちの賃金後払という性格をとるものと見ています。

で、退職給付が賃金の後払いとするなら、実際の労働が提供された段階で費用計上すべきではないか。

そんな考え方がでてきます。


資産を買って、使った(消費した)ときに費用計上する。

サービス(役務)も同じです。

サービスの提供を受けた段階で費用計上するのが自然でしょう。

将来の退職給付(退職金の支払)をその原因(労働)の発生段階で計上する。

ズバリ注解18の引当金の考え方にあてはまります(注解18はグリグリに読んでください)。




そうだ、会計基準を読もう!!(まずは、退職給付引当金の基本的な考え方をおさえておきましょう。注解18もね♪)
posted by 講師 at 23:32| Comment(3) | TrackBack(0) | 退職給付会計基準 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月15日

退職給付会計基準の読み方(退職給付制度の整理)

退職給付会計基準、読んでますか?

退職給付基準は、過去にズドンとした出題がありますが、ちょっとイヤナ予感がします。

ただ、この予感が予感だけに微妙ですが(←微妙なのね)。

まだ、概要の段階ですが、基準の本編を軽めに読んでおいてください。


今回は、ちょっとややこしい退職給付制度を整理しておきましょう。

まずは支給形態です。

支給形態には、一時金(退職一時金)と年金(退職年金)がありました。

退職給付引当金制度ではいずれも視野においています。


もう一つが、実際の支払準備の形態です。

自社で用意する場合(内部積立)と外部に積立てる場合(外部積立)があります。

外部に積立てる制度を意見書では、「企業年金制度」と呼んでいます。

支払準備(内部積立と外部積立)と支給形態(年金と一時金)の関係とは必ずしもリンクしていません。

ただ、一般には、内部積立を退職一時金にあて、外部積立を退職年金にあてると考えても遠くはないでしょう。


従来は、内部積立→引当金、外部積立→費用処理されていました。

でも、外部積立している部分の不足が大きな問題となりました。

結局、いずれも含めたところで退職給付引当金を考えることになった訳です。


給付の形態も考えておきましょう。

確定給付型と確定拠出型の区別です。

確定給付型は、給付(退職金)が確定しているタイプです。

給付(退職金)が確定しているので、例え外部積立が不足していようが企業が不足分の面倒をみなければなりません。

確定拠出型は、外部拠出額が確定しているタイプです。

給付(退職金)が外部拠出額の運用次第で変動します。

企業が不足額を面倒みなくてよいタイプです。

アメリカで401K(だったかな)と呼ばれているやつです。

追加拠出もない訳ですから、支出時の費用で特に問題ありません。

で、退職給付会計基準で念頭におかれているのは、確定拠出型の企業年金制度になります。


こんな制度の整理が、試験に関係あるかないかというと、微妙にあるというのが正直なところで、その辺が微妙です(微妙だらけですな)。



そうだ、会計基準を読もう!!(制度の簡単な理解は、後で緩やかに役立つという感じでしょう。キチキチという訳ではありませんが、ぼんやりでかまいませんのでおさえておきましょう)。
posted by 講師 at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 退職給付会計基準 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

退職給付会計基準の読み方(本文の構成)

退職給付会計基準、読んでますか?

これまでの基準と同様にまずは、本文を読みましょう。

計算の確認くらいのつもりでよいのではないでしょうか。

まずは、一から四です。

定義規定で不要なものはありません。

一定義規定 → 二負債の計上 → 三退職給付費用の処理

という具合に読んでいくのがいいかもしれません。

独特の呼称に慣れるのがまずは重要です。

退職給付は、このブログ内のテキスト記事もがんばったつもりなので、ぜひ一読してみてください。


一 定義(○)
二 負債の計上(○)
三 退職給付費用の処理(○)
四 貸借対照表及び損益計算書の表示(○)
五 複数事業主制度の企業年金の取扱い(△)
六 注記事項(△→○)

まずは、本文をしっかりと読んでください。

その後に注解です。

退職給付会計基準の注解は、必ずしも重要ではないものも多いです。

注2、9、10あたりはしっかり読むとして、あとはぼちぼちでよいと思います。

あと、注1は、全面カットです。



そうだ、会計基準を読もう!!(本文の一から四をしっかり読みましょう)
posted by 講師 at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 退職給付会計基準 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

退職給付会計基準の読み方(意見書の構成)

退職給付会計基準、読んでますか?

まずは、計算を意識して本文をしっかり読みましょう。

今回は意見書部分です。

意見書部分には、試験的にみても出題されそうな部分がいくつかあります。

でも、ちょっと長めでわかりにくいんで、どうしようかと思案中です(今、思案中なのね)。

意見書部分は、なかなか通して読むには骨があります。

むしろ計算をやったり、本文を読んでいて疑問に思った点を意見書で確認する。

そんな感じの拾い読みがよいのではないかと思います。

一(△)経緯
二(○)会計基準整備の必要性
三 基本的考え方
 1(△)(退職給付)
 2(○)(退職給付の性格と会計処理)
 3(△)(企業年金制度)
四 会計基準の要点と考え方
 1(○)会計基準の基本的考え方:引当金の考え方
 2(○)退職給付費用の処理に関する基本的考え方
  (1)退職時に見込まれる退職給付の総額
  (2)各期の発生額の見積り
  (3)現価方式の採用
  (4)退職給付費用の構成
 3(○→◎)過去勤務債務及び数理計算上の差異の処理
 4(○→◎)年金資産
 5(△)小規模事業者等における簡便法の採用
 6(○)表示
 7(△→○)注記
五 実施時期等(△)


退職給付会計基準は、過去にズドンという出題があります。

いや、それだけです。

はい。

そうだ、会計基準を読もう!!(次の出題がいつになるかはわからないのでやっぱり注意ですね)
posted by 講師 at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 退職給付会計基準 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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