2007年04月17日

外貨建基準の読み方(評価と換算)

外貨建基準、読んでますか?

外貨建会計基準は、それほど長い基準ではありません。

まずは、本編の「一 外貨建取引」を中心に読んでいきましょう。

ヘッジ会計(一1ただし書、一2(1)ただし書)やデリバティブ取引(一2(1)C)に関する記述は後回しでよいでしょう。

あと、一2(1)A外貨建金銭債権債務のただし書(外貨建自社発行社債のうち転換請求期間満了前の転換社債の取扱い)は、取扱いが変っていますので、カットしてください。

大きくは、次のような感じです。


(1)取引発生時

(2)決算時

(3)決済時


まずは、いつのタイミングの話なのかをきっちり意識しておきましょう。

商品を買った(取引発生)。

決算をむかえた(決算時)。

買掛金を支払った(決済時)。



今回は、外貨基準のスタートとして、「評価」と「換算」の話です。

評価は、いくらの話でした。

換算は、いくらの話です(←って、同じかい)。

すごく砕いてしまうとどちらも同じになってしまいます。

が、ちょっと違います。

評価は、対象の大きさそのものを決める話です。

換算は大きさはもう決まっているけど、その単位(尺度)を変更する話です。

円だろうが、ドルだろうが、大きさそのものを決めるのが評価です。

ドル→円への変換が換算になります。


まずは、換算の意味を把握した上で、本編の一を読んでみましょう。



そうだ、会計基準を読もう!!(評価と換算は違うんですね)

2007年04月18日

外貨建基準の読み方(換算方法の概要)

外貨建基準、読んでますか?

まずは、本編の一をじっくりと読みましょう。

二の在外支店、三の在外子会社は、それぞれ計算で在外支店や連結の学習時にあわせてもう一度しっかりと読むという感じでよいのででしょう。

外貨基準は過去の理論でズドンという出題がありますが、いずれも視野に入れた出題でした(残念です)。

こちらもぜひ一度は、過去の出題を手許におきながら基準を読んでみてください。



今回は、外貨基準のメインともいえる期末換算方法の種類についてです。

外貨基準の本編にはそれほど記述がありませんが、意見書に部分的な記述があります。

過去の出題では、各方法の名称のみをあげさせる問題がありました。

外貨基準の理解の前提として試験委員の方が必要と考えているということでしょう。

期末換算の方法には、次のものがあります。

(1)流動・非流動法

(2)貨幣・非貨幣法

(3)テンポラル法(属性法)

(4)決算日レート法

流動・非流動法は、流動項目は決算時の為替相場で、固定項目は取得・発生時の為替相場で換算する方法です。

貨幣・非貨幣法は、貨幣項目は決算時の為替相場で、非貨幣項目は取得・発生時の為替相場で換算する方法です。

テンポラル法は、属性法とも呼ばれ、評価の段階での属性(時価か、原価か)で換算の指標を決める方法です。

時価評価された項目は決算時の為替相場で、原価評価された項目は取得・発生時の為替相場で換算します。

決算日レート法は、すべての外貨項目を決算日の為替相場で換算する方法です。

決算日レート法のみが単一のレートによる換算が行われます。

このためそれ以外の方法(複数レート法)に対して、単一レート法などと呼ばれることもあります。


歴史的には、(1)→(4)という流れて推移しているといってよいでしょう。

外貨基準では、次のように状況に応じて使分けているという感じかもしれません。

個別財務諸表の本店→貨幣非貨幣法

在外支店 →テンポラル法

在外子会社→決算日レート法

金融商品だけでも評価→時価、換算→決算日レート法なんていってくれるとかえってわかりやすいんですが、そんなに単純ではないらしいです。



そうだ、会計基準を読もう!!(換算方法の種類も意識しましょう)

2007年04月19日

外貨基準の読み方(本編の整理)

外貨基準、読んでますか?

会計基準の量は多いです。

大変ですよね。

でもコツコツと小さなことを積み重ねていると必ず芽がでます。

必ずです。

わからないことを無理矢理おさえるよりも、わかることやできることを一つずつ積み重ねていく。

わからないならとりあえず声に出して読んでみる。

そんな地味な努力を繰返して身につけた力は強いです。

ええ、強いです。

ジャンケンで言えばグーです(←全部同じ気がしますが、アナタの中の最強はグーなのね)。

グーです(←グーなのね)。



外貨基準のように取り扱いの分岐が多い場合は、取扱いを簡潔にご自分で整理してみるとよいと思います。

外貨基準には、見出しがついていますので、それを利用してすごく短く整理してみましょう。

他人の整理したものを見るのもいいです。

でも、一回は自分で整理してみる。

そして、それと他の人が整理したものを見比べてみるなんてことがとても理解にはつながります。

他人のやったことを見るのと自分でやるのとでは大きな違いがあります。

ぜひ、ご自分で「できるだけ短く」整理してみてください。

以下に私の整理を示しておきますので、ぜひ、ご自分で外貨基準を整理なさったあとに見比べてみてください。


一 外貨建取引
1.取引発生時の処理……取引発生時

2.決算時の処理
(1)換算方法
外国通貨……決算時
外貨建金銭債権債務……決算時
外貨建有価証券
 満期保有目的の債券……決算時
 売買目的有価証券・その他有価証券……決算時
 子会社株式・関連会社株式……取得時
 減損処理時……決算時
デリバティブ……決算時

(2)換算差額の処理
当期の為替差損益(有価証券の減損処理時は有価証券の評価損、金融商品の時価評価時はその処理にしたがう)

3.決済に伴う損益……当期の為替差損益


でも、冷静にみると子会社・関連会社だけが取得時ですね。



そうだ、会計基準を読もう!!(読みながら整理するのはとっても有益です。できるだけ短くというのがポイントだよ♪)

2007年04月22日

外貨建基準の読み方(意見書)

外貨建基準、読んでますか?

外貨基準の本編はそれほど長くはありません。

しっかりと読んでいきましょう。

通常の計算とのリンクが大きな課題でしょう。

理論でやっていること(基準)が計算とリンクしているか。

計算でやっている基本的なことを簡単にでも言葉でいえるか。

そんな感じで基準と接したいです。


注解部分で読みにくい規定があります。

意味のとりにくい所は流してかまいません。

意味のとりにくい所を棒暗記等しても効果は低いです。

まずは、本文。

本文をじっくりと読みましょう。



今回は意見書部分です。

ヘッジ会計との関連、在外子会社、在外支店をのぞけば、意見書部分で重要なのは、次の3箇所です。

二 改訂の基本的考え方
1 換算基準の基本的考え方
(1)6行
(2)2行半
(3)5行

ここは、大事なのでマーカーをしておいてください。

ややラフにいうと次のような感じでしょうか。

(1)外貨建金銭債権…………為替変動リスクがあるから

(2)満期保有目的の債券……金銭債権との類似性(為替変動リスクがある)

(3)売買目的有価証券・その他有価証券……時価評価の過程での換算だから


既出部分ではありますが、重要性は高いですので、短くいえるような状態にしておくとよいと思います。



そうだ、会計基準を読もう!!(本文はしっかり、注解は意味のとれるものを、意見書等はしぼって。会計基準全般のラフな接し方です)
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