2007年03月09日

純資産会計基準の読み方(純資産基準を読む前に)

純資産会計基準、読んでますか?

これから企業会計原則以外の会計基準も徐々にご紹介していきます。

試験の出題傾向やタイミング(いわば予想)的な話を除けば、金融商品会計基準を最初にすべきかもしれません。

で、個別の基準でズドンという出題のない税効果にしようかとも思いました。

この二つは、いずれとりあげますが、純資産基準を最初にとりあげることにしました。

近年の変更点でもあり、試験的にも重要性は高いです。

正式名称は、「貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準」です。

私は、たぶん純資産基準とか、純資産会計基準と書きます(←いろいろなのね)。



純資産基準を読むにあたって、純資産の部のこれまでの自分の理解度を試しておきましょう。

方法は簡単です。

白紙にフルパターンの純資産の部を何も見ずに書きます(←何もみてはいけません)。

数字(T、1.)とかはどうでもいいです。

最初の位置は、ズラしてください(大→中→小という感じで)

大→中→小で、バランスがとれていれば、数字等はどんな使い方をしてもかまいません。

その後、テキスト等で確認してみてください。

まずは、これまでの純資産の部、あなたはちゃんと書けますか?



そうだ、会計基準を読もう!!(純資産の部はパーフェクト希望です)
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2007年03月16日

純資産会計基準の読み方(構成とどこを読むか)

純資産基準、読んでますか?

純資産の部の重要性は高いですので、しっかりいきましょう。


企業会計原則は企業会計審議会がつくりました。

純資産基準は、企業会計基準委員会がつくっています。

ちょっと構成に注目してみましょう。

企業会計基準委員会の会計基準の構成は「本編」→「結論の背景」となっています。

企業会計審議会のものは、「意見書(設定について)」→「本編」→「注解」となっているものが多いです。

この辺を意識しておくと、後で法規集を読むときにちょっと便利です。



純資産基準は、企業会計基準委員会のつくったもので、「本編」→「結論の背景」となっています。

本編部分が会計処理や表示について、結論の背景部分に、なぜそうしたのかがが書かれています。

企業会計基準委員会のものは、その説明がとてもくわしいです。

これを読んじゃうとこんなブログ読んでる場合じゃないですぜ、旦那(←誰?)

ただ、欠点?があります。

長いです(←あなたの文章も負けてませんが)。

ので、はじめは、本編部分をしっかりと読んでいきましょう。

本編
1〜3 1回は流し読み
2〜8 しっかり読みましょう(連結を未学習の方は連結部分は流し読み)
9   1回は流し読み
10   今年はいるかな?
11〜12 不要

で、2〜8が大事ですね。

ここをよく読んで、自分の知識ではなく、その読んだ事をもとに個別ベースの純資産の部を白紙に書いてみましょう。

自分の知識を文章で説明するとこうなるんだというのもわかるのではないかと思います。

自己株式は、出てこないんですね(←別に出てきます)。


そうだ、会計基準を読もう!!(まずは、2〜8項を読みましょう!!)
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純資産会計基準の読み方(結論の背景)

純資産基準、読んでますか?

まずはじめは、4項から8項をしっかりと読みましょう(連結以外)。

純資産の部が厳しくなければ、読むのが困難という感じではないと思います。


さて、今日は、その後の結論の背景部分の話です。

いいんですよ。

結論の背景。

いいじゃないですか「背景」。

なぜそうなったかの理論的「根拠」だけではなく、「背景」。

なぜそうしたのかの裏側が一貫した文章で綴られています。

もう、これを読んで終了です。

ただ、難点があります。

長いです。

文章にある程度のボリュームがあって、一貫していますので、こことことだけは、大事。

そういう切り取りがしにくいです。

結論の背景部分を割と読める方は、読んでみてください。

ちときついなと思う方は、意識がとんだら次の項でかまいませんので、ぜひ一読なさってみてください。

私もよくとびます(でもこのことは、内緒だよ♪←誰?)。

次回以降で、一緒にみていきたいと思います。

簡単なガイドラインを示しておきましょう。

13〜17 1回は流し読み(17は私の好みですが)
18〜36 ここがメインです(長いな)
37〜38 1回は流し読み
39   今年は関係あるかな?


そうだ、会計基準を読もう!!(結論の背景部分を読むのが苦にならない方はどんどん読みましょう)
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純資産会計基準の読み方(貸借対照表の区分・マーカー)

純資産基準、読んでますか?

まずは、本編の4〜8項をしっかり読みましょう。

純資産の部の理解があれば、大変という感じではありませんよね。

で、その後が結論の背景部分です。

この結論の背景部分にマーカーを入れながら一緒に読んでいきましょう。

マーカーは、薄い色がいいです。

重要性は学習の進捗でも変ります。

はじめに濃い色でマーカーをするよりも薄めがオススメです。

マーカーを入れた後は、マーカー部分だけとか、全部を通してとか、全部を通しつつマーカー部分は気合を入れてとか、いろいろ違う読み方をしてみましょう。

まずは、貸借対照表の区分(18項〜26項)です(長いな)。

13項〜17項は、一読しておきましょう。


18項:3行目〜4行目「資本については、……に帰属するもの」
19項:1行目〜5行目「資産は、……引渡したりする義務」
21項:1行目〜6行目「貸借対照表上、……表示することが可能となる」
21項:11行目〜13行目「資産と負債の差額……適切に示す」
21項:21行目〜最後「本会計基準では、……に代えることにした」
22項(1):タイトル「新株予約権」
22項(1)6行目から8行目「新株予約権は、……適当ではないため」
22項(2):タイトル「少数株主持分」
22項(2):1行目から4行目「少数株主持分は、……帰属するものでもないため」
25項:後半3行目から最後「純資産のうち………ものとした」

実際に、マーカーをしてみて、マーカー部分をぜひ読んでみてください。


そうだ、会計基準を読もう!!(マーカーは、薄めの色がオススメです)
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純資産会計基準の読み方(貸借対照表の区分・大きな流れ)

純資産基準、読んでますか?

純資産の部は、様変わりしました。

その分、重要性は高いです。

株主資本等変動計算書も純資産の部がしっかりしていれば、それほど難解という感じではありません。

しかし、純資産の部が少しでも曖昧だと、急減速してしまうと思います。

しっかりやりましょう。



大きな流れとしては、純資産の部ができて、これまで負債だった項目が純資産に移籍したりしています。

純資産って? 資産って? 負債って? 資本って?

企業会計原則と違って、書いてあるじゃないですか「何?」が。

これを利用しない手はないですぜ、アニキ(←誰?)。


「何?」の前提があって、例えば、新株予約権は、どっちみたいな話です。

で、出題の狙い目は、ある項目(例えば新株予約権)は、「何で?」純資産というタイプの出題です。

最近の出題傾向(根拠等をきく)ともマッチしてます。

こういう出題は答練等でも必ずあると思います。


読むときに意識して欲しいのは、次の点です。

(1)資産、負債、(株主)資本、純資産が何であるか
これは、概念フレームワークを下敷きにしています。

(2)純資産の部に記載されるものは何か
資産と負債の差が純資産なんで、負債に該当しない貸方項目が純資産の部に収容されます。

(3)上記に照らして、新株予約権、少数株主持分はどうなるか
この二つはあえて、別掲してありますんで、重要性は高いでしょう。

(4)その他に問題のある項目はないか
それ以外の紛らわしい項目が、どうなるかにも徐々に意識を向けましょう(マークはしてませんが、23項、24項です)。


そうだ、会計基準を読もう!!(新株予約権、少数株主持分がなぜ純資産か、筋をおってみましょう)
posted by 講師 at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 純資産会計基準の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

純資産会計基準の読み方(貸借対照表の区分・表題と流れ)

純資産基準、読んでますか?

純資産基準の重要性は、高いです。

4項から8項と結論の背景のマーカー部分を中心に読んでみてください。


この前に、マーカーをしてもらった部分の記述内容に表題をつけてみました。

項数の上あたりに、見出しを入れておくとよいかもしれません。

なんか、そのまま試験に出てもおかしくない項目ばっかりの気が………。

23項と24項は、マーカーはしていませんが、表題だけ入れました。

簿記処理とも関連するので、私はとても興味があります。

ただ、ややわかりにくいと思いますので、後回しでよいですが、一読希望です。

で、前提(18〜21項)を踏まえた22項は、重要です。

18項:(株主)資本の意味
19項:資産、負債の定義
21項:純資産の部の記載内容とその理由、名称の理由(純資産、純資産の部)
22項:新株予約権、少数株主持分の純資産の部への記載理由
23項:純資産の部に記載される繰延損益
24項:純資産の部に記載されない項目
25項:株主資本の名称の理由


やはり、新株予約権と少数株主持分は気になります。

ちと、新株予約権だけは、ラフに筋を追っておきましょう(少数株主持分も同じ感じです)。

(1)株主資本は株主に帰属するもの(18項)

(2)資産は経済的資源、負債は資産を引渡す義務(19項)

(3)資産・負債として明確なものを資産の部、負債の部に、残りを純資産の部に(21項)

(4)新株予約権は、返済義務のある負債ではなく、純資産の部(株主資本以外)へ(22項)

流れで追いたいところでしょう。



そうだ、会計基準を読もう!!(純資産の部は怪しいです。はい)
posted by 講師 at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 純資産会計基準の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

純資産会計基準の読み方(残りの見出し)

純資産基準、読んでますか?

まずは、本編の4〜8項をしっかり読みましょう。

その後が結論の背景部分です。

長いですよね。

マーカー部分を中心にポツポツと読んでみてください。



今日は結論の背景の続きです。

「純資産の表示」と「株主資本の区分」です。

この部分は、純資産の中身(特に株主資本とそれ以外)に焦点があてられています。

ものすごく私の好みではありますが、中々、骨もあると思います。

で、とりあえずは、見出しを考えてみました。

27項:これまでの経緯
28項:株主資本の区分
29項:株主資本の重視
30項:株主資本と株主資本以外
31項:株主資本以外
32項:新株予約権の株主資本との区別の理由
33項:評価・換算差額等の株主資本との区別の理由
34項:その他資本剰余金の内訳を示さない理由
35項:利益剰余金
36項:損益計算書の表示
37項:取り扱わない資本剰余金
38項:適用時期
39項:適用初年度の注記

見出しをつけながら一読して、意味がわかればそれでよし。

深追いはしないということでかまわないと思います。


そうだ、会計基準を読もう!!(資本と利益の関係は大事は大事なんですが、骨もあります)
posted by 講師 at 22:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 純資産会計基準の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

純資産会計基準の読み方(純資産の部の表示〜:マーカー)

純資産基準、読んでますか?

まずは、本編の4〜8項をしっかり読みましょう。

その後が結論の背景部分です。

マーカー部分だけでも(←後退してますな)読んでみてください。

今日は、続きの純資産の部の表示以降です。

で、とても読みにくいと思いますので、思い切ってマーカーは4箇所に絞ります。



30項 5行目〜10行目(「株主資本を………一致する」)

32項 はじめ〜5行目(「新株予約権は、……株主資本とは区別する」

33項 1行目〜3行目(「評価換算差額等は、……株主資本以外の項目としている」

33項 最後から6行目〜最後「資本取引を除く……株主資本とは区別することとした」



30項は、純資産を株主資本と株主資本以外に区分した理由です。

32項は、新株予約権と少数株主持分を株主資本と区別した理由です。

33項は、評価・換算差額を株主資本と区別した理由です。


残りの部分にも財務諸表(純資産の部や損益計算書)の変更理由が書いてありますので、ぜひご一読ください。

なるほどという感じです。


純資産基準は、とりあえずこれで終了です。

本編(4〜8項)と結論の背景のマーカー部分だけでも読んでいきましょう!!

そして、計算なんかで「おやっ」って思ったときの参照も忘れちゃダメだよ♪(←誰?)

そうだ、会計基準を読もう!!(株主資本はなんか大事なんですね)
posted by 講師 at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 純資産会計基準の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年04月01日

純資産基準の読み方(資本と利益とクリーンサープラス)

純資産基準、読んでますか?

まあ、不意打ちってやつです。

会計基準は、ある程度意味がとれるようになってからどれだけ読み込むかで、勝負がきまります。

慣れて意味がとれるようになってもその後に全く読まないとサビます。

継続して読んでいるかが重要です。

会計基準が多くて大変ですが、通勤の方は電車の片道で一個の基準とか、スキマ時間を工夫して読んでみてくださいね。

私なんか毎日、法規集を一回ずつ読んでます。

まあ、ウソですが(←なぜ、ウソをつく?)。



株主資本等変動計算書の名前からもわかるようにどうも株主資本は大事らしいです。

今回は、なんで株主資本が大事なのかを耳慣れないだろう「クリーンサープラス」という言葉と共に考えてみましょう。

純資産基準や株主資本等変動計算書の理解にも影響のあるところです。

実際は、そんなに難しい話ではありません(たぶん)。

ただ、難しいと感じるのではないかと思います(私がそうでした)。

しかし、たぶん難しいと思うのは、単にはじめて聞くからだけの理由です。

こんなもんは、慣れです(←でも、こんなもんいうな)。

慣れ、です(←これホント)。



クリーンサープラスは、ややムリにでも訳せば、「キレイな剰余金」といったところでしょうか。

「汚い剰余金」はダーティサープラスと呼ばれたりします。

「剰余金」という語は、会社法で使用されていますが、これとまったく同義ではありません。

ムリにでも造語をつくるべきかもしれませんが、剰余金でいきましょう(あくまでも考え方の話ですので)。



利益が増えた → その分の剰余金が増える

これはいいです。

(期中処理)現金預金100 受取利息100

(損益振替)受取利息100 損  益100

(資本振替)損  益100 繰越利益剰余金100


クリーンサープラス(関係)とは、期首の純資産に当期の純利益を足すときちんと期末の純資産になる関係をさしています。

損益計算書の純利益が、貸借対照表の純資産にきちんと反映されている関係です。

でも、利益が増えたのに、剰余金が増えないとか、逆に利益が増えてもいないのに剰余金が増える。

そんなことがあるときちんとした資本の効率(投資家でいうと利回り)を示すことができません。

こんな関係は、ときにダーティサープラスなどと呼ばれます。




大事なのは、株主資本そのものというよりも「株主資本と利益」の関係です。

投資家から集めた資金(資本)と利益の関係が大事なんです。

この関係は、視点を変えて投資家から見た方がわかりやすいかもしれません。

100万円の投資をして、利益が10万円あれば、利回りは10%です。

100万円の貯金をして、利息が10万円つけば、利率は10%というのと同じです(ホントはちょっと違います)。

同じ100万円を預けるなら5%の利回り(利率)よりも、10%の利回り(利率)を選ぶでしょう。

利率や利回りが、いわば相対的な資金の増え方の効率を示していることがわかります。



この関係を企業の側で考えたのが株主資本と利益の関係です。

投資家から集めた資金(資本)をどれだけ効率的に増やすことができたのかをきちんと示す必要があるでしょう。

現状の財務諸表では、株主資本と純利益(当期純利益)がこの資本の効率を示しています。



資本と利益がうまいこといってる状態が、クリーンサープラスです。

従来は、このクリーンサープラスをじゃましていたものがありました。

その他有価証券の処理です。

その他有価証券は、時価評価されますが、差額は損益になりません。

ですので、資本の効率を考えるときには、これを資本に入れていては、じゃまなんです。

で、じゃまなその他有価証券評価差額金を純資産の中の株主資本からきっちり隔離する。

それでクリーンサープラスと呼ばれる関係を株主資本と純利益の間で維持しようという寸法です。

そんな考え方が背後にあることを踏まえて、純資産基準や株主資本等変動計算書基準を読むとよいのではないでしょうか。

基準には、クリーンサープラスという言葉は出てきませんが、株主資本と利益の関係が重要であることはあちこちに出てきます。

ええ、あちこちです。

ぜひ、探してみてください。



そうだ、会計基準を読もう!!(クリーンサープラスねえ←そ、それだけですか)
posted by 講師 at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 純資産会計基準の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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