2007年02月09日

企業会計原則の読み方(どこを読むか)

皆さん、企業会計原則、読んでますか?

会計法規集を開くと、一番はじめにでているのが企業会計原則です。

で、どこを読むべきかというと、一般原則、損益計算書原則、貸借対照表原則、注解です。

一般原則、損益計算書原則、貸借対照表原則の三つを「注解」に対して、「本文」といったりもします。

本文と注解です。

この本文と注解を死ぬほど読めばいいんです(←簡単にいいますな)。

あとあえていえば、一番最初に「企業会計原則の設定について 二」は読む価値があると思います(この設定については「前文(ぜんぶん・まえぶん)」といわれることもあります)。

好みとしては、「一」もですが、やや時代がかっている感は否めません(古いです)。

「二」の企業会計原則という表題のある部分、ここは読んでおいて損はないと思います(特に1の慣習の要約云々の部分です)。

あとは、本文と注解を死ぬほど読む。

1月の間に、スキマ時間を見つけて、小刻みでも何でもいいんでとにかく読む。

本文は、流して読む感じでいいかもしれません。

注解は、濃いものも多いので、区切って、細かく繰り返し読んだ方がよいかもしれません。

とくにかく、全体をコマ目に読む。

それ以外に注解のうちの1コ(程度の分量)を1日に集中して繰り返し読む。

これは色々な意味(計算・理論、試験)でオススメです。

集中して繰り返し読んでいると記憶の定着率も高いです。

また、流して読んでいるときにはわからなかったことがわかったりします。


そうだ、会計基準を読もう!!(←締め括りとして定着させる狙いですな)
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2007年02月14日

企業会計原則の読み方(どこを読まないか)

皆さん、企業会計原則、読んでますか?

1日1時間、いや、30分でいいです。スキマ時間をみつけて読みましょう!!

約束だよ(←誰?)。


今日は、企業会計原則のうち読まなくてもよい部分の話です。

といっても、そんなにはないと思います。

また、流して読んで、これは変ってるというのがこれまでの学習の積み重ねでわからないとまずいのかなあとも思います。

でも、読まなくていい部分は読まなくてもいいか(←なんじゃそりゃ)。

読まなくてよいという意味は、古い部分です。

正確ではないかもしれませんが、ちょっと抜書きしてみました(他に気づいた点は後日補足します)。

はじめにある程度の加工作業(実際に訂正する。×印をつける等)をしておくのもよいと思います。

<全般>
資本の部→純資産の部
資本→純資産(あくまでもおおむねです)
あと、表示(注記も)に関しては、微妙な面が多いですが、こちらは、計算での学習を優先させてください(←私が弱いもんで)。

<損益計算書原則>
二D(未処分損益計算の内容):カット
四(営業外損益):「割引料及び」の表記→カット
九(当期未処分利益):カット

<貸借対照表原則>
四(一)資産(資産の分類及び科目名称):有価証券の記述は流す(金融商品会計基準が優先)
四(一)B(固定資産の分類及び内容):営業権→のれん
四(一)C(繰延資産の内容と表示):繰延資産を5つ(創立費、開業費、株式交付費、社債発行費等及び開発費)に
四(二)B(固定負債の内容):退職給与引当金→退職給付引当金
四(三)資本:カット(純資産の部基準が優先)
五(費用配分の原則):繰延資産の記述をカット(均等額以上ではなく、定額法等により配分)
五B(有価証券の評価):カット(金融商品会計基準が優先)
五D(有形固定資産の評価):後半の現物出資のくだりをカット(払込資産の価額になってます)

<注解>
注解2(2):カット(純資産の部基準が優先)
注解10:カットではありませんが、しばらく新基準(棚卸資産基準)と並行します
注解15:当期未処分利益→繰越利益剰余金
注解16:中盤の有価証券の段落→カット(金融商品会計基準が優先)
注解18:退職給与引当金→退職給付引当金
注解19:(1)減資差益、なお書をカット
注解22:カット(金融商品会計基準が優先)
注解23:カット(金融商品会計基準が優先)
注解25:カット(営業権→のれん、5年→20年、均等額以上→定額法)

そうだ、この部分は読むのをよそう!!(←それは定着しないでしょ)

そうだ、そうだ(←一人増えましたな)
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2007年02月27日

企業会計原則の読み方(どこが重要か)

皆さん、企業会計原則はちゃんと読んでますか?

今日はどのくらい読みましたか?

5分。

えっ。スキマ時間はもっとあるじゃないですか。

余ってる時間を有効に使うだけでいいんです。

さあ、読みましょう!!(←最近ノリが変りましたな)



さて、本日は、企業会計原則の中のどこが重要なのかの話です。

どこが重要かの順序をつけるのは、なかなか難しいですし、誤解を生じかねません。

勘違いをされると困る面はあります(そこだけやっとけばいい等)。

でも、やっちゃいます。

で、何を基準にしてるのかというと計算から引っ張ってきづらい、かつ、重要なものです。

(1)と(2)の割り振りは、規定の仕方も考えています。

費用配分の原則なんかは、企業会計原則の中ではとても重要ですが、規定の仕方からいって、丸覚えする効果は少ないと思います(←大事ではないという事ではありません)。

気合を入れて読む箇所の参考にしてください(試験ともゆるやかにリンクしています)。

(1)最重要規定(有無を言わさず、一字一句を覚えこんでしまう程読んで欲しい規定)
※かっこ内は会計法規集の見出です
損益計算書原則一A(発生主義の原則)
損益計算書原則一(損益計算書の本質)
貸借対照表原則一(貸借対照表の記載内容)
注解1−2(重要な会計方針の開示)……会計方針の定義と例示
注解1−3(重要な後発事象の開示)……後発事象の定義
注解15(将来の期間に影響する特定の費用)……2段落7行分
注解18(引当金)1段落6行

(2)重要規定(ほぼ覚えている状態まで読み込んで欲しい規定)
一般原則一から六
貸借対照表原則五(費用配分の原則)
注解1(重要性の原則)
注解3(継続性の原則)
注解4(保守主義の原則)
注解6(実現主義の適用)

最初のうちは、流し読みする段階でも、意識を少しそこに余計に注ぐという感じでよいと思います。

無理に覚える必要もないですし、効果も高いとは限りません(一度覚えてからというスタイルの方もいらっしゃるかもしれませんが)。

規定の上に◎や○の符号をつけておいて、

「あいつが大事だっていってたからちょっと注目してみるか」

そんな感じです。

そうだ、そんな感じで会計基準を読もう!!
posted by 講師 at 01:19| Comment(3) | TrackBack(0) | 企業会計原則の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

企業会計原則の読み方(つくった人の話)

皆さん、企業会計原則読んでますか?

今日はどのくらい読みましたか?

1時間。

いいじゃないですか。

スキマ時間を寄せれば意外に集まるもの。

その調子でいきましょう!!

今はわからなくても「いつか」を信じて(←来ます「いつか」)。



今日は、企業会計原則をつくった人の話です。

つくった人といっても個人ではなくて、団体です。

制定時には、ちょっと違ってるんですが、今も存在する団体でいうと「企業会計審議会」というところです。

今は、財務会計の基準は、「企業会計基準委員会」が作ってますんで、企業会計審議会の役割は以前よりも随分小さくなりました。


で、ちょっと触れておきたいのが作り方です。

慣習の要約なんです(前文参照)。

個人が例えば、靴下は右足から履く。

これは「習慣」です(ひっくり返ります)。

習慣の方が一般的によく使われると思いますが、個人単位で使う場合が多いかもしれません。

で、これが集団単位になると「慣習」です。

いろんな企業の慣習を要約(まとめ)したものが企業会計原則です。

あちこちの企業がなんか会計処理している。

そのうちのよさそうなものをまとめたのが企業会計原則です。


何で、慣習の要約が原則(基準)になるんでしょうか?

不思議ですよね。

不思議じゃないですか?

私は今でも不思議です。

受験時代は、もっと不思議でした。

緩やかに持っていて欲しい課題、それが「慣習の要約」です。


そうだ、会計基準を読もう!!(←不思議度満点!!)
posted by 講師 at 01:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業会計原則の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

企業会計原則の読み方(慣習の要約)

企業会計原則、ちゃんと読んでますか?

今日はどのくらい読みましたか?

15分。

むむむっ。微妙ですな。

コメントしずらいじゃないですか。

もうちょっと多いか少ないかはっきりしてください(←少ないのはいいんですか?)。



さて、今日は、前回の続き、慣習の要約の話です。

企業会計原則の前文(二1)を読むと企業会計原則は、慣習の要約だと書いてあります。

慣習の中からよさげなものを要約する。

と法令じゃないけど、従わなければならない基準になる。

ふむふむ。

って、私は、このところがよくわかりませんでした。

色んな慣習 → よいもの → まとめ → 企業会計原則

うーん、微妙です。


「よい」と判断するのは、これをつくった「企業会計審議会」ということになるのでしょう。

権威のある立派な団体(企業会計審議会)がこれはよしといったからよしという感じなのでしょうか。

今まで問題もなく、色んな企業が行ってきた会計処理を尊重する面もあるのでしょうか。

伝統の重視でしょうか。

うーん。

不思議じゃありませんか?

「慣習の要約」が何故、規範(ルール)としての意味を持つのか。


もう少しいえば、法律で決まっているから。

これはかえってわかりやすいと思います。

まあ、お上(国)には逆らえません。

そんじゃ、法律ではない。

でも、従え。

いいものをまとめた(慣習の要約)だから。

不思議ですよね?


ダイレクトに試験に影響する事は多くはありませんが、ゆるやかに考えていただきたい課題の一つではないかと思います。


そうだ、企業会計原則を読もう!!(←慣習の要約らしいです)
posted by 講師 at 01:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業会計原則の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月28日

企業会計原則の読み方(できる) 企業会計原則の読み方(できる)

企業会計原則、ちゃんと読んでますか?

今日はどのくらい読みましたか?

25時間。

むむむっ。それはウソでしょ。

1日は24時間しかありません。

顔を洗って出直してきてください。

ウソはいけません。

ええ。



少しは、企業会計原則に、慣れてきたでしょうか。

それともまだまだでしょうか。

でも続ける事が大事です。

ありきたりではありますが、「継続は力なり」。

ウソではないと思います。




さて、今日は、企業会計原則の文章の最後に注目したいと思います。

「できる」です。

一般原則をはじめ、最後が「〜しなければならない。」等の「ならない」という表現は、企業会計原則ではとても多くなっています。

企業会計原則は、よい慣習の要約でした。

よいものなんだから、こうしろ(しなければならない)というのが企業会計原則の基本的なスタンスなんでしょうか。

で、逆に注目したいのが「できる」です。

「できる」んだからしてもしなくてもよいです。

で、その前の文章が「しなければならない」だとしましょう。

つまりは、「(A)しなければならない。ただし、(B)できる。」という文章です。

(A)を、しなければならない。

ただし、(B)を、できる。

こんな感じです。


この関係は、テキストなんかでは原則(A)と(B)例外・許容・特例等として整理されていることが多いと思います。

私も、会計基準を読んで書いたりしてます。

ええ、多くのテキストもそうです。

!!ということは。

おおっ。すごいぞ、会計基準。

会計基準は、テキストのネタ元だったんですね。

逆に言えば、きちんと「ならない」と「できる」を意識して会計基準を読んでいれば、原則と例外の区別なんてイチコロです(←イチコロですか?)。

ちょっと具体例を見てみないとわかりにくいと思いますので、本文から拾ってみました。

イメージのわきやすい規定をもとに(どれでもよいです)「ならない」と「できる」をきちんと実感しておいてください。

(1)損益計算書原則三B
原則:商品販売等→実現主義
例外:長期請負工事等→工事進行基準

(2)貸借対照表原則一
原則:貸借対照表完全性の原則
例外:正規の簿記の原則に従った簿外資産・簿外負債の許容

(3)貸借対照表原則五A(たな卸資産の評価)
原則:原価基準
例外:低価基準の許容
(現在は、低価基準の強制の早期適用と並行です)



あ、あと、「できる」は重要ですので、みつけたらその右横に「・・・」をつけて強調しておくとよいでしょう。

さっそく赤のボールペンでポッチをつけるようにしましょう。

約束だよ(←誰?)。


そうだ、企業会計原則を読もう!!(←これでどっちが原則?とはオサラバですな)
posted by 講師 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業会計原則の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

企業会計原則の読み方(何?)

企業会計原則、ちゃんと読んでますか?

今日はどのくらい読みましたか?

時間ネタは続かないですな(って、続ける意味がわかりませんが)

ムリなく、合間の時間を利用しましょう。

寝る前の子守唄がわりにどうぞ(←熟睡ですな)。




今日は、企業会計原則を読む上で注意していただきたい点の話です。

とはいうものの、まず慣れることが重要です。

ある程度、慣れてきてからの話と考えてください。

でも、計算でやっていたことがこんな風に説明されてるんだなとか。

取扱いはわかるけどなんでだろう?

そんな感想がでてくるようだと次のステップに進んでもよいかもしれません。


企業会計原則は、企業の会計慣行の要約です。

企業が実際に行っている会計処理をまとめたのが企業会計原則です。

いわば処理(表示)しか書いてません。

「何?」は書いてありません。

たとえば、企業会計原則では、棚卸資産(企業会計原則はたな卸資産ですが、区別していません←勝手な)について随分書いてありますが、棚卸資産が何かは書いてありません。

「何?」は、企業会計原則には出ていないのです。

この点を踏まえて(最終的には、重要な点は補足して)企業会計原則を読まないとホントの意味は通じないでしょう。

企業会計原則では、「発生」という言葉がたくさん出てきます。

でも、「発生」って何なのかは企業会計原則には書いてありません(実際に確認しましょう)。

発生を基準に費用収益をのっけろとは書いてありますが(損益計算書原則一A)、発生って何かは書いてません。

それがいったい何かわからずに学習を進めても効果は薄いです。

ではどうすればよいのかですが、そこで生きるのが、本や講義でしょう。

棚卸資産が何かは本に出ていますし、テキストにも出ています。

この部分は、企業会計原則に出ていないですからテキスト等でおさえておく必要があるでしょう。

関連箇所の学習時に、すごく短くでいいんです。

棚卸資産なら厳密性はなくても、「販売目的の資産」くらいの理解でスタートです。

発生なら「価値の増減」(+その原因の発生)という感じでいいと思います。

対象が何かを一言でいえないようだとおそらくその先は、ぼんやりのハズです。

講座を受講している方は、実際の講義に合せてでかまいません。

企業会計原則に書かれていない「何」にも注目しましょう。

しかも、できるだけ短くです。

1行は長いです(2行以上は、論外です)。

できれば一言がベストです。

難しくないですよ。

テキストの文章でわかりやすそうな箇所だけ「エイッ」でいいんです。

それも自分になじみのあるもっと簡単な表現におきかえてかまいません。

どうせ一言では正確には表現できません。

わかりやすさを優先する。

それでいいと思います。

なにしろスタート(とっかかり)です。

厳密さは、後からいくらでも補充できます。

一言おじさんになりましょう!!(っていうか、女性はどうすればいいですか?)

一言おねえさんになりましょう!!(←気を使いましたな)


そうだ、会計基準を読もう!!(←テキストもね♪←だから、誰?)
posted by 講師 at 22:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業会計原則の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

企業会計原則の読み方(何故?)

皆さん、企業会計原則を読んでますか?

コマ目にでも、まとめてでも、粗くても、細かくても、計算でオヤって思ったときでも、どこかで参照しろって書いてあったときでも、何でもいいです(←全部でお願いします)。

とにかく読む頻度、目にする頻度を増やす工夫をしてください。

たくさん読んでくださいね。

「読む子は育つ」っていうじゃないですか(←寝る子は育つだし、子じゃないし)。



さて、今日は、「何故?」の話です。

企業会計原則には、「何」があまり出ていませんでした。

対象がわかっているという前提で会計処理がかかれている感じです。

会計処理の手前にある「何」を意識する必要があるでしょう。

そして、それ以上に重要なのが、「なんで?」です。

「なんで?」も企業会計原則には、書いてありません。

会計処理は書いてあっても、なぜ、そのような会計処理をするのかは書いてないです。



実は試験で問われることが多いのは、この何故?(理由、根拠)です。

昨年の財務諸表論の出題では、第1問と第2問(各25点)

理由と根拠を合せて、5箇所聞かれています。

もちろん年度によって比重は変わりますが、近年は、ほぼ一環して問われているといってよいでしょう。

なぜ?なんで?の重要性は、おわかりいただけると思います。

じゃあ、このなぜ?に対する解答例だけをたくさん集めればいいのかというと必ずしもそうではありません。

いや正確には、会計処理のすべてになぜ?がある訳ですから、不可能に近いでしょう。

仮に「何故?」の答えだけをたくさん覚えてもそれが維持できるかの問題があります。

では、どうすればいいのか?

いや、これが簡単にできれば苦労しないんです。

でも、何故の答えをただ覚えるのではなく、自ら何故という問いかけを発する事が大事だと思います。

理由は単純です。

何故の答えをただ覚えたときより、何故の答えをみつけたときの方が、記憶が明らかに長持ちするからです。

これは多分に経験的なものです。

何でも覚えて忘れないという人がいるならそれはそれでよいと思います(会ったことはありませんが)。

しかし、そうでないなら記憶の長持ちの道を探るべきでしょう。

そのためには、自分の「なんで?」を大事にする。

少なくとも私の経験の話ですが。


そうだ、会計基準を読もう!!(←なんで?を忘れないでね←今は、たまにでいいです)
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2007年03月07日

企業会計原則の読み方(出題とのかかわり)

皆さん、企業会計原則を読んでますか?

このところ新しい基準がバンバン出ますので、企業会計原則よりそっちが重要だろと思われてる方もいらっしゃるでしょう。

実際、その傾向は、あります。

財務諸表論(理論)の出題でも平成14年あたりからは、企業会計原則以外の会計基準からの出題が増加しています。

ただ、出題でも、何らかの形で絡んでいるケースが多いです。

平成18年は、実現主義(損益計算書原則一A、3B、注解6)が第1問のメインで問われました。

最後にはちょっとひねってますが、中心(配点の大きそうな点)は、従来的な企業会計原則の話でした。

このような出題をみると企業会計原則なんかあっさりで、他の会計基準重視でいいでしょ、とはさすがにいえません。


では、どの程度の重要性なのかをちょっと考えてみました。

平成18年(企業会計原則○、減損会計基準○)40
平成17年(退職給付基準○、金融商品基準○)10
平成16年(連続意見書4○、金融商品基準○)30
平成15年(外貨取引基準○、企業会計原則△)20
平成14年(企業会計原則△、研究開発基準○)20

平成13年(バラバラ4問※、連続意見書3○)30
平成12年(財規等開示制度、企業会計原則○)50
平成11年(企業会計原則△、会計主体・公準)50
平成10年(企業会計原則○、企業会計原則△)80
平成 9年(企業会計原則△、企業会計原則○)70

過去10年の出題です。

○は出題のメイン(目安として8割)、△は、他にも対象がある場合です(目安として5割)。

で、横に企業会計原則指数(ただの私の印象です)を入れてみました。

平成14年からいわゆる新基準の影響が顕著で、それ以前とそれ以後では、明らかに傾向が異なっています。

平成13年以前は、平均で50%を超えていました(もっとも平成8年、7年と低めです)。

平成14年以後は、20%程度です。

20%は、極めて高い数字ではないかもしれません。

しかし、注目したいのは、ゼロの年がない点です(今後ないとは限りませんが)。

平成17年の出題は、新基準のみからですが、退職給付引当金の出題で、企業会計原則がらみといってよい論点があります。

で、企業会計原則を含めた会計基準で、試験にもっとも絡んでいるのは、事実として企業会計原則です。

他の会計基準の影響が濃くなった平成14年以後でも企業会計原則です。

もっとも金融商品会計基準がこれにかなり迫っている気配はうかがえますが。

企業会計原則の試験的な重要性が以前より低くなった事は事実です。

しかし、やらないなどという訳にはいかないことがおわかりいただけるのではないかと思います(実際に出題されるかどうかはわかりませんが)。


そうだ、会計基準を読もう!!(←企業会計原則も安心して読んでください)
posted by 講師 at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業会計原則の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

企業会計原則の読み方(及びの使い方)

皆さん、企業会計原則を読んでますか?

読み方は一つじゃないですよね。

色々工夫して、読む機会を増やしてみてください。

別の理論や計算と緩やかにつながっていくと思います。

つながりをつける前提としては、まず慣れること。

とにかく慣れること。

単語で気持ちが後退するうちは、「何?」、「何故?」を意識することすらできないかもしれません。

とにかく慣れてください。

意味なんかわからなくても「将来の期間に影響する特定の費用」(繰延資産)です(←いや、わかった方がいいですが)。

その後に緩やかにでもつながり(関連)を意識していきましょう。



今日は、言葉の使い方です。

「及び」です。

税法をかじった方は、ご存知だと思います。

「A」及び「B」。

これは、「A」と「B」という意味です(って、そのままか)。

「A」も、「B」もというときに「及び」を使います。


ちょっと、真実性の原則をみてみましょう。

真実性の原則では、「財政状態及び経営成績」の真実な報告をしろ、といってます。

これは、財政状態も、経営成績も真実な報告をしろということになるでしょう。

こんな似たもの(大きな意味でいえば、財務諸表が何をあらわしているか)を並べて示すときは、「及び」です。



そうだ、会計基準を読もう!!(←「及び」は「と」です)
posted by 講師 at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業会計原則の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

企業会計原則の読み方(並びにの使い方)

皆さん、企業会計原則を読んでますか?

今日は、「及び」と「並びに」の使い方です。

どちらも「と」の意味で使われていますが、使い方がちょっと違います。

一回だけつかう時は、「及び」です。

二回以上使う場合(内容が三個以上)でも、横並びなら、最後に「及び」を一回使います。

「A」、「B」及び「C」という感じです。

並びにが使われるのは、AとBの内容が近くて、Cとはちょっと違う場合です。

この場合には、「A」及び「B」並びに「C」という使い方をします。

並びにで大きく区切れます。

(1)@「A」 A「B」
(2)「C」

こんな関係でしょうか。



企業会計原則の規定で具体的にみておきましょう。

注解1の2です。


「会計方針とは、企業が……採用した会計処理の原則及び手続並びに表示の方法をいう」


定義部分の内容は、次の3つです。

(1)会計処理の原則
(2)(会計処理の)手続
(3)表示方法

この三つが全く並行的にあるなら、(1)、(2)及び(3)でよいです。

でも、大きな違いがあるときは、そこは、「並びに」を使います。

「(1)及び(2)並びに(3)」という具合です。

会計処理の原則・手続 と 表示の方法で大きく区切れるので、並びにです。

原則と手続は、「処理」の話で、表示とはちょっと違うってことなんですね。

「及び」と「並びに」を意識して読んでいきましょう。

ちなみに書くときは、たくみに回避するのも手です(「・」や「、」で)。


そうだ、会計基準を読もう(及びと並びにの使い方がまずいと、ガッカリします←ガッカリするのね)
posted by 講師 at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業会計原則の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

企業会計原則の読み方(計算とのリンク)

企業会計原則を読んでますか?

この企画をはじめてから、毎日のスキマ時間にコツコツ読んでいる方は、そろそろちょっとした効果が現れているのではないでしょうか。

計算でやっている項目で「あっ、ここは企業会計原則(のどこか)に書いてあったな」とか、

最初に読んでいたときと印象が変ったり(わかってなかったことがわかったり)、

緩やかにあらわれるのではないかと思います。

これをずーっと続けているとある時期、なんかいろなことがズルズルとつながります。

もう、ズルズルです。

時間はちょっとかかります。

特に最初の段階では余り効果があらわれません。

でも、ズルズルです。

まあ、そうなったら「勝ち」です。

はい。



今日は、計算と会計基準との関係の話です。

注解って、計算でやってる事が結構、書いてありますよね。

理論で学習したことが企業会計原則の文章を加工したものだったりしませんか?

ほとんど同じだけどちょっと違ってたりしますが。

オヤって思ったら実際に法規集を参照して、テキスト等に「注解××参照」とか「P/L原則××参照」とか書いておきましょう。

後でみるときに便利です。

私なんか一杯書いてあります(←アナタはそれでいいんですか?)。

でも、番号とかを覚える必要は全くありません。

もちろん重要な規定の番号(損益計算書原則一A、注解15、注解18等)は、自然と覚えちゃうかもしれませんが。

計算のテキスト(理論もですが)にもバンバン法規集との関連付をしておきましょう。



でも、一気にやるのは疲れるのでやめましょう。

今日からでいいんです。

新規にやるところや復習した際、問題の解き直しの際にゆっくりでいいんです。

計算(や理論)の学習と会計基準をリンクさせるようにする。

地味、ですよね。

地味、なんです。

はい。


そうだ、会計基準を読もう!!(地味な作業がいつか実を結びます)
posted by 講師 at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業会計原則の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月09日

企業会計原則の読み方(穴埋め問題)

企業会計原則、読んでますか?

えっ。もう読み飽きた?

そんなに読んでるんですか。

えっ。他の基準もあるだろですって。

うれしいこといってくれるじゃないですか。

今、次をどうしようか思案中です。

でも、そんなに読んでいるなら、きっと成果を試したくて、うずうずしてますよね(←嘘でもいいからそう言って←いや、嘘はイヤ)。

そんな方には、穴埋めがオススメです。

ある程度、読んだなあという段階で穴埋めをやるのはグットです。

こんな穴埋め問題を利用するといいかもしれません。

「簿記論講師日記(1級編)」


上記ブログにある企業会計原則の本文の穴埋めです。

注解もあります(ちょっとですが)ので、よろしくね(←誰?)。

いいですよ。穴埋め。

何が重要かにも意識がいきますし。

でも、最初から穴埋めよりは、やや内容を掴んだ、そう、ちょうど今頃がいいかもしれません。

うん。絶好のタイミングですな。

さっそく、実行しましょう!!(←そうだ!!そうだ!!←だから誰?)

でも一気には疲れるのでやめましょう。

今日は10問穴埋めねって、そんな感じでよいのではないかと思います。

コンスタントに8割は欲しいところです(←やがては10割!!)。

でも穴埋め問題ってやっててそこだけ覚えちゃうのがちと難点ですが。

無理ヤリの10割は、想定外ですが。


そうだ、会計基準を読もう!!(←穴埋めもやりましょう!!)
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企業会計原則の読み方(頭出し)

企業会計原則、読んでますか?

今日は、頭だしの話です(2個しかないですが)。

いくつか項目のあるものの頭をとっただけですが、1個出てこないなんてことがなくなるので、よいです。


(1)注解1の2(会計方針の例)
ゆう、たな、こ、くり、がい、ひき、ひ

有、棚、固、繰、外、引、費

注解1の2の会計方針です。

これは計算(注記)に絡みますので、有用性が高いです。

注記はここからのばしていきたいところです。

注解1の2は、定義部分、例示部分、パーフェクト(一字一句)ということでよろしくお願いいたします。



(2)一般原則
しん、せい、し、めい、けい、ほ、たん

真、正、資、明、継、保、単

これは、ついに生かすことができませんでした。

ただ、一般原則がスラスラでてくるだけみたいな。

事実上、重要性の原則も大事です。

しん、せい、し、めい、けい、ほ、たん、じゅう

この最後の「たん、じゅう」は、なんか汚くていただけませんが、がまんしましょう。


役立つかは、微妙な頭だしでした。


そうだ、会計基準を読もう!!(もっといい頭だし、ゴロ合わせがあったら教えてね←だから誰?)
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企業会計原則の読み方(定義)

企業会計原則、読んでますか?

もう暇さえあれば読んでください。

しっかりと読んでいる人と全く読まない人では、後ですごーく差がつきます。

対時間効果は、一般に考えられている(初学者の方が思うより)遥かに高いと思います。

ただ、上昇カーブがはじめのうちは緩やかなんです。

最初のうちの効果は、ほとんどないです。

でもある程度の期間(最低でも2月以上かな)をとれば、対時間効果は、逆に高くなります。

この点を誤解して効果が低いと勘違いされる面があるとすると残念というより、それはとても「もったいない」です。


えっ。そろそろ次にいかないのか?ですって。

いえいえ、もうちょっとまってください。

ちゃんといきますよ。

次の候補は、金融商品か、純資産か、税効果を考えています。



今日は、企業会計原則には書いていなかった「何?」の話の続編です。

企業会計原則は、慣習の要約でした。

実際の会計処理や表示が書いてあって、その前提になる「何」があまり書いてありません。

その部分は、すごく短く、わかりやすい言葉で補足しておく必要があるでしょう。


でも、「何?」(定義)に相当する規定もあります。

ちょっと抜き出してみました。

注解1の2(会計方針)
注解1の3(後発事象)
注解5(経過勘定項目)
注解11(内部利益)
注解15(将来の期間に影響する特定の費用)

このあたりは、「×××とは」と明確にいっています。

ただ、注解5は、私自身、覚えられた記憶がありません。

これは覚えるよりも内容の確実な理解に努めましょう。

内部利益は、他の規定に比べてやや重要性は低いものの「定義」ですので大事にしていきたいところです。

これに、定義という形ではありませんが、注解18(引当金)も加えて、大事な「何?」ということでよろしくお願いします。

特にご推奨は、注解1の2、注解15、注解18です。

繰延資産(注解15)は、会計的資産、引当金(注解18)は、会計的負債といわれたりもします。

勘違いして欲しくないのは、新基準全盛の時代でも、重要性は高いという点です。

過去出題傾向にかかわらず、毎年、ヤマといってよい項目です。


そうだ、会計基準を読もう!!(定義は大事にいきましょう!!)
posted by 講師 at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業会計原則の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

企業会計原則の読み方(超重要概念:認識と測定)

企業会計原則、読んでますか?

企業会計原則は、慣習の要約でした。

「何?」はあまり書いてありません。

今日は、その「何?」のうち、「認識」と「測定」についてです。

認識と測定という語は、企業会計原則にあまり出てくる訳ではありませんが、きちんと意識して読んだり、書いたりするかはとても大事です。


認識は、タイミング(いつ)の話です。

たとでば、いつ収益(売上)をたてるのかが、収益の認識の問題です。

企業会計は、財務諸表による報告を意味しますので、財務諸表にいつのせるのかという方が正確かもしれません。

財務諸表は、会計期間ごとに作成します。

ので、どの会計期間(の財務諸表に)のせるのかという意味で、「期間帰属の決定」の話といってもよいでしょう(←こっちのがかっこいいですな)。


測定は、いくらの話です。

金額がいくらかを決めること(金額の決定)が測定です。

従来は、

収益・費用……………測定
資産・負債・資本……評価

と使分けられることが多かったように思います。

最近は、いずれにも測定という語があてられることが多いかもしれません。



認識は、いつ(期間帰属の決定)、測定はいくら(金額の決定)を意味しています。

ただ、両方は別々に考えられますが、認識の問題がクリアされた段階で、金額が決まっている場合も少なくありません。

両方をくっきりとわけられない場合も多いです。

その意味では、両方をあわせて「計上」という感じで使うことも多いかもしれません。

認識(いつ)と測定(いくら)をきっちり意識していきましょう。


そうだ、会計基準を読もう!!(認識→いつ、測定→いくら、両方→計上)
posted by 講師 at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業会計原則の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

企業会計原則の読み方(マメ知識)

企業会計原則、読んでますか?

今日は、企業会計原則を読むうえで役に立ちそうなマメ知識の話です。

ホントに役立つのかは、………微妙です(←微妙なのね)。


(1)財政状態及び経営成績
この二つがセットで出てくるときは、必ず「財政状態及び経営成績」です。

理由は、わかりません。

企業活動は、資本の調達→運用→成果という順をたどります。

まあ、お金を集めて、使って、もうかった(ウハウハ)、という感じです。

その順でいえば、財政状態(資本の調達源泉とその運用形態)と経営成績(成果)となるからでしょうか。

概念フレームワークは、「投資のポジションと成果」でした。

順序は同じですね。

セットで書くときに、接続詞(及び)と順序が変ることがない事を知っておくとよいです(負担がちょっとだけ減ります)。



(2)損益計算書と貸借対照表
この位置関係は、(1)とは逆で、損益計算書が先です。

注解しか並んでは登場しませんが、損益計算書原則→貸借対照表原則という並びも同様です。

企業会計原則が財務諸表として重視しているのは、損益計算書なんでしょう。

(1)と(2)が同時に出てくる注解1の2は、やや違和感があるかもしれません。

損益計算書が経営成績を示して、貸借対照表が財政状態を示しています。

でも、「損益計算書及び貸借対照表」の作成にあたって、その「財政状態及び経営成績」を、

という具合にひっくり返ってしまってる感じになります。

ちょっとオヤッっていう感じでしょうか。

でも、この法則(損益計算書→貸借対照表、財政状態→経営成績)を知っていれば安心です。



(3)収益と費用
これもちょっと微妙です。

例えば、損益計算書原則一Aでは、費用→収益です。

で、損益計算書原則一では、収益→費用です。

企業の活動にそくしていえば、なんかいっぱい費用がかかって、最後に収益。

努力(費用)→成果(収益)というのが、企業の活動の流れです。

でも、損益計算は、収益−費用です。

で、言葉の使い方としては、一般的には、費用→収益という場合が多いです。

そもそも「損益」という言い方がそうです。

でも、損益計算を意識した損益計算書原則一では、当然のごとく収益に対応する費用という表現になっているという感じでしょうか。


そうだ、会計基準を読もう!!(財務諸表としては、損益計算書を重視してるけど、財政状態のが先なのね。ちょっと違和感?)
posted by 講師 at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業会計原則の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

企業会計原則の読み方(○×問題)

企業会計原則、読んでますか?

先日、穴埋め問題(「簿記論講師日記(1級編)」左サイドバー上部にリンクがあります)をご紹介しました。

ある程度の学習が進んだ段階で穴埋め問題をやるといいですよね。

解答の下にちょっとした解説もありますので、ご利用ください。

穴埋め箇所等は、参考にはなりますが、くれぐれもそれだけを覚えるという勉強の仕方にならないようにしましょう。


さて、今日は、○×問題のご紹介です。

「簿記論講師日記(1級編)」

同じくサイドバーに○×問題があります。

○×問題も一気にやると疲れるので徐々にやりましょう。

ちゃんと読めているかのいい確認になると思います。



コツは、まず、自分でその問題を判断できるのかの区分けをすること。

勘で正解では、意味がありません。

解答を見て、正解を覚えるのも感心しません。

まずは、自分でできる問題なのかどうかを判断すること。

自分で判断した問題に関して、正否と自分の判断との検証を行ってください。

あっ、そうか!!という気づきがいいです。

不正解は一切気にしなくてよいです。

ただ、検証をきちっとやるのが大事です。

特に自分の考えのどこが違っていたのかを法規集で確認することが大事でしょう。

地味な学習をしているとなかなか正解率はあがりません。

無理に正解率をあげるような勉強は、長い目でみれば有効ではありません。

ゆっくりでいいと思います。


そうだ、会計基準を読もう!!(○×もいいですよ!!でも、ただ解答を覚えるのはダメです)
posted by 講師 at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業会計原則の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

企業会計原則の読み方(超重要概念:発生)

企業会計原則、読んでますか?

企業会計原則は、慣習の要約でした。

あまりきちんと「何?」が書いてあることは少ないです。

企業会計原則に書かれていない大事な「何?」の一つが「発生」です。


規定でいうと、損益計算書原則一Aです。

費用・収益は、支出・収入に基づいて計上し、発生期間に割当てろという規定です。

この「発生」です。

法規集の見出しも「発生主義の原則」になっています。

でも、企業会計原則には、「発生」の意味が書いてありません。



正確な記述は、テキスト等におまかせするとして、

発生は、「価値の増減」です。

経済価値が増えたり、減ったりが「発生」です。

価値そのものもかなり微妙ですが、例えば、消しゴムで字を消す。

消しゴムが減っていきます。

この場合、消しゴムの価値が減っていることは明らかでしょう。

そんな理解からのスタートでよいと思います(この場合は、使用価値ということでしょうか)。



企業会計原則では、このような価値の増減ではない「発生」に注目して費用を認識する場合があります。

注解18(引当金)です。

こちらは、「発生」の「原因が発生」することに着目して費用(引当金繰入)を認識しています。

つまりは、費用(収益)の認識について、発生のタイミングで費用を認識するという場合の「発生」の意味には、次の二つがあることになります。

(1)発生(狭義)→価値の増減

(2)発生(広義)→価値の増減+「価値の増減」の原因の発生

もっとも軽く注意しておきたいのは、注解18を注意深く読むとわかりますが、企業会計原則では、「発生」を狭義で使っているらしい点です。

あまり深入りは微妙ですが、二つの「発生」、そして、注解18は、色々な意味で重要です。



こちらの記事もご参照ください。

「損益計算諸原則一A]


そうだ、会計基準を読もう!!(発生には、価値の増減とその原因の発生という意味があります)
posted by 講師 at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業会計原則の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

企業会計原則の読み方(超重要概念:実現)

企業会計原則、読んでますか?

慣習の要約である企業会計原則には、あまりきちんと「何?」が書いてありません。

でもとても大事な「何?」もあります。

その一つが、「実現」です。

実現も企業会計原則には、きちっと書いてません。

ちなみに平成18年に出題されていますが、昨年出題されたからといってやらない。

そんなことは私が許しません!!(←許さないと言われても………)

えーっと、過去の出題に左右されない重要な概念です。



そもそもの実現は、第三者との客観的な取引を意味していたようです。

商品販売の例でいえば、「販売」です。

より具体的には、商品を引渡し、代金を受領する。

このような第三者との客観的な取引があった時点が、実現です。



企業会計原則では、費用・収益の認識には、発生主義をとっています(損益計算書原則一A)。

でも、収益については、未実現収益はダメ(損益計算書原則一Aただし書。三B)。

つまりは、収益の認識は、実現です。

ということは、結局は、収益→実現、費用→発生をメインで考えているといってよいでしょう。

発生(価値の増減+原因の発生)と合せて実現(第三者との取引→販売)はすごく重要です。

実現については、ダラダラとしたこちらの記事もあわせてどうぞ。

「実現とは何か(1)〜(9)」

そうだ、会計基準を読もう!!(実現は、第三者との取引→販売)
posted by 講師 at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 企業会計原則の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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