2007年02月07日

会計基準のススメ

財務諸表論受験生の皆さん、会計基準を読んでますか?


これだけ変革のスピードが速いとついていけないよという声も聞こえてきそうです。

でも、逆だと思います。

これだけ変革のスピードが速く、受験生のやらなければならない事が増えているのは、出題者も承知しています。

しかし、新しい基準を試験で出さない訳にはいきません。

逆に会計基準への準拠性(会計基準からの出題)を高めないと受験生の負担はとても大きくなってしまうでしょう。

つまりは、試験でのウェイトは高まるハズなんです。

という訳で、とりあえず、中央経済社編「会計法規集(25版)」を買いましょう。

もってない方はただちに買いましょう(ええ、回し者です←開き直りですか)。

試験的には、この25版で大丈夫だと思います(最近は、年に2回の出版になっているので、また次の版が出るでしょうが)。

って、会計法規集購入のススメになってますが。

ちょっと具体的な会計基準の読み方も今後、考えていきたいと思います。


えーっと、最初は、とりあえず企業会計原則の流し読みでしょうか。

4か月くらいでのスケージュールも組んでみようかと思っています。

まずは、企業会計原則です(本文と注解)。

最初の1月は、企業会計原則を暇さえあれば読みましょう。

覚えるというよりも、音読か、意味をとりながらゆっくりと読むというのがよい気はしています。

より具体的にどこに重点を置くべきか等についても今後、基準ごとに触れていきたいと思います。

そうだ、会計基準を読もう!!(←誰に言ってるんだか)
posted by 講師 at 22:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 会計基準の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月08日

会計基準の読み方

黙読、音読、熟読(精読)、乱読、積読等本の読み方も様々です。

会計基準の読み方はどうでしょうか?

いま、典型的な本の読み方で考えてみましょう。


だまって読む黙読は、一般的に私達がもっとも多く読む本の読み方といってよいでしょう。

音読は、声に出して読みます。

熟読(精読)は、意味をとってしっかりと読む。

乱読(めったやたらに)と積読(積んどく=積んでおくだけ)は、効果がなさそうです。

これは多分に経験も入りますが、ご推奨は、音読と熟読(精読)の併用です。

それまでの読書経験等にもよると思いますが、ただ漠然と黙読しているだけでは、記憶にも残りにくいです。

初めて接する会計基準だとまるで意味もわからなかったりします。

そんな状態で流し読みは効果が低いでしょう。

最初はゆっくりでも声に出して読む(意味がとれれば黙読でもよいです)。

場合によると書き写す方がむいている方もいらっしゃるかもしれません。

私は字が何なんで(←汚いのね)文章そのものを書き写すという習慣が昔からありませんでした。

そしてその狙いは、慣れです。

とにかく慣れる事。

とくかく目にする機会を増やす事です。

はじめから声に出して読む。

テキストや問題と関連した箇所を拾い読みする。

読んどけと言われた箇所を読む。

まあ、何でもいいです。

とにかく積極的に、法規集をひいて、慣れる。

1ヶ月、企業会計原則とつきあってみてください。

計算や理論の学習で、わからない事がでてきたときに、「確か企業会計原則に書いてあったな」という事が徐々に増え始めると思います。

その時の確認にテキストや問題の解説ではなく、直に会計法規集をみる。

これもすごく立派な(理想的な)会計基準の読み方です。

計算の確認で見た事が理論で役立つんですよ。

何で皆しないのか不思議でしょうがないです。

ええ、私もよくそうやって見ます(←って、別の意味でまずいでしょ)

計算と理論。

一度で二度おいしい。

こりゃ、やらない手はないですぜ、へへへっ(←誰?)


あっ。言うの忘れてました。

最初にインデックス張りましょう(全部)。

あまり長く外に出すとページが曲がってしまうので、半分くらいでいいと思います。

ちょっと時間がかかりますが、後の時間の節約に貢献大です。
posted by 講師 at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 会計基準の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月07日

会計基準の読み方(マーカーの使い方)

会計基準、読んでますか?

今日は、マーカーの使い方の話です。

マーカーの使い方といっても、自由に使えばよいですし、別にアンダーライン(サイドライン)でもよいです。

いくつかの使い方の視点を参考にご紹介しましょう。



まずは、色です。

内容に応じて色を使分けるのも手かもしれません。

ただ、内容に応じて使い分けるには、内容を把握している必要があります。

会計基準をスラスラ読めて、意味もバリバリわかるようだと利用価値はあると思います。

ただ、私のレベルでは、難しいです(しかも現状←情けないですな)。

せいぜいが、定義や根拠といった明確に区別できるものに区別された色を使うくらいでしょうか。



大事だといった人が違うときに、色をわけるのも手かもしれません。

自分で大事と思った。自分ではよくわからなかった。

人(例えば講師)が大事だと言った。

そんな色わけの仕方もあるかもしれません。


で、私は、そういう意味での色分けはしていませんでした。



マーカーをすべき箇所(大事な箇所)は、相対的なものの方が多いです。

例えば、真実性の原則について、完璧にいえる人にとって、法規集の真実性の原則にマーカーを入れる意味は少ないでしょう。

何しろ覚えているのですから。

学習の進度によって、状況は変る訳です。

その意味では、マーカーの色を薄いもの(黄色等)で横にライン→太くライン→別の色(緑等)でマークと段階を追ってつけられるようにしておくとよいかもしれません。

はじめに赤系統でマークしてしまうと以後にさらに強調することはできません。

薄い色だと自分の視点でとりあえずマークできるので便利です。

私は、黄色と緑のマーカー(細いラインと太いライン)と赤ボールペンを使っていました。

マーカーが引いてあるとなんか勉強してる感じがするので、皆さんマーカーしましょう!!(←そんな理由なのね)


そうだ、会計基準を読もう!!(マーカーは薄い色→濃い色がオススメです)
posted by 講師 at 22:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 会計基準の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月09日

会計基準の読み方(試験的に重要そうな会計基準を考える)

会計基準、読んでますか?

今回は、企業会計原則以外の会計基準の試験での重要性を考えてみました。
会計基準、いやになるくらい多いですね。
ちょっとグルーピングしてみました(基本的に構造的なものは除いてありますが、企業結合だけは含めてあります)。

(1)比較的新しい基準
純資産の部会計基準
棚卸資産会計基準
株主資本等変動計算書会計基準
ストックオプション等会計基準
1株当たり会計基準
役員賞与会計基準


(2)(1)以外で本格的な出題のない基準
税効果会計基準
企業結合会計基準
リース会計基準


(3)(1)以外で1度は本格的出題のあるもの
金融商品会計基準
自己株式等会計基準
外貨建取引等会計処理基準
研究開発費会計基準
退職給付会計基準
減損会計基準


(4)その他
概念フレームワーク
企業会計原則



(1)比較的新しい会計基準の中で重要性が高そうなのは、純資産基準でしょう。
棚卸資産基準は、強制適用の段階ではなく、やや早いという気もします。
ただ、棚卸資産というメイン資産の会計基準でもあり、やらざるを得ないとは思います。
他は、この二つに比べて理論の柱(25点での出題)の可能性はやや低いのではないかと思います。
もっとも、株主資本等基準を純資産基準と抱き合わせ等で出題する等の可能性はもちろんあるでしょう。

(2)本格的出題のない会計基準は、もちろん重要です。
税効果会計基準は、やや小さな出題(繰延税金負債の負債性)がありましたが、本格的出題はありません。
これは、要注意です。
企業結合基準も要注意です。
リースに関しては、現在が新しい基準の案の段階のようですので、やや可能性は低いといってよいかもしれません。

(3)1度、本格的出題がある基準からは、続けて本格的出題はないと思いたいです。
ただ、平成16年、17年と金融商品会計基準から本格的出題が続きました。
ええ、それだけです。
はい。

で、試験傾向を考えない場合の重要性は、ダントツで金融商品会計基準でしょう。


(4)概念フレームワークは、単独での出題の可能性というよりも、概念フレームワークの考え方が他の基準の考え方を知るために必要という感じでしょう。

で、今後の予定ですが、試験的な重要性に本来の重要性を加味して、

(1)から、純資産基準、(2)から税効果会計基準、(3)から金融商品会計基準を先にとりあげようと思っています。

ボリューム的に、企業会計原則を1ヶ月でやるとこの基準は、こんなもんかなというペースでやっていくつもりです。

量の少ないもので数日〜1・2週間程度で会計基準を概観できればと思います。



そうだ、会計基準を読もう!!(会計基準は多いなあ←か、感想ですか)
posted by 講師 at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 会計基準の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

会計基準の読み方(拾い読み)

会計基準、読んでますか?

以前、「会計基準の読み方」をお届けしました。

今日は、たくさんある会計基準を私がどんな風に読んでいるのかをご紹介します。

もちろんあくまでも私の読み方であって、それが最善とは限りません。

一番よいのは、端から読んでいってスラスラ読めて、おおっ、わかったということなんでしょうが、残念ながら私には到底ムリです。

これは、秘密ですが、半ページくらい読むと意識が飛びます。

いやー、びっくりです(秘密です)。

で、どう読んでいることが多いかというと、一つは流し読みです。

さらっと読んでみて、気になったらゆっくりと読む。

これは多いです。

ただ、内容の理解や慣れない状態での流し読みは効果が低いです。

で、もう一つの読み方が的を絞った読み方です。

関連箇所の基準本編、注解、意見書(結論の背景)と拾い読むんです。

つまりは、できるだけしぼって関連する箇所を読む読み方です。

なるべく範囲を絞って読んだ方が理解は進みます。

関連箇所を絞るのにページをめくる手間がかかりますが。

狙いは、理解→記憶の定着です。



その前提としてどこにだいたい何が書いてあるかがみえないときついです。

企業会計原則は、結構、わかるようになってきたのではないでしょうか。

こまめに参照することで、以前はわからなかったことに気づく。

その気づきが大事なんです。

企業会計原則以外の会計基準について、タイトルからある程度は何について書かれているのかはわかるかと思います。

一部、かっこ書に計算で見る項目を入れておきましたので、計算項目の確認等でぜひ会計基準をご活用ください。

読む範囲を絞る(段落くらいかな)のがコツです。

「純資産の部」会計基準
「棚卸資産」会計基準
「株主資本等変動計算書」会計基準
「ストックオプション等」会計基準
「1株当たり純利益」会計基準
「役員賞与」会計基準(役員賞与引当金)
「税効果」会計基準
「企業結合」会計基準
「リース」会計基準
「金融商品」会計基準(有価証券、貸倒引当金、社債、ヘッジ会計、新株予約権付社債)
「自己株式」等会計基準(準備金)
「外貨建会計」基準
「研究開発費」会計基準(ソフトウェア)
「退職給付会計」基準
「減損会計」基準


そうだ、会計基準を読もう!!(範囲を絞った拾い読み、ぜひ実践してみてください)
posted by 講師 at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 会計基準の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月04日

会計基準の読み方(支配)

会計基準、読んでますか?

今回は、ちょっと趣向を変えて、いくつかの会計基準等で登場する言葉を考えてみました。

「支配」です。

私が税理士受験界を支配しているなどという具合に日常的に使………わんなこりゃ。

なかなか日常では、支配という言葉を使う機会がありませんので、イメージはわくでしょうか?



さて、会計基準では、どこで登場するでしょうか?

ちょっと考えてみてください。







一つ目は、概念フレームワークの資産概念です。

概念フレームワークにおける資産は、短くいうと「経済的資源」です。

ちょっと長くいうと、「報告主体(企業等)が支配している経済的資源」です。

ここに「支配」が登場します。

所有という法的な概念とは違って、経済的・実質的な意味合いが強いんでしょうか。

概念フレームワークでは、この支配を「所有権の有無にかかわらず、そこから生み出される便益を享受できる状態(注2)」と説明しています。

難しいですな。

ややラフにいえば、「自由にできる状態」といった感じでしょうか。

この「報告主体が支配している」という部分は、それほどたいした話ではありません。

概念フレームワークにおける資産等の定義は、報告主体(企業等)の財務諸表にのっける資産等についてのものです。

A社の貸借対照表にB社の資産をのっけるのはおかしいです。

このような意味での限定を加えるために、「報告主体が支配している」と入る訳です。

ここが「所有」という法的な概念とはちょっと違うというのがポイントでしょうか。



もう一つが、金融資産の消滅の認識です。

金融資産は、「契約上の権利を行使したとき、権利を喪失したとき又は権利に対する支配が移転したとき(8項)」に消滅を認識します。

ここで支配が登場します。

A社の(金融)資産は、A社が支配している経済的資源です(概念フレームワークの「報告主体が支配している」を参照)。

その支配が移転(≒譲渡)すれば、A社の資産ではなくなります。

つまりは、消滅を認識することになる訳です。

資産の定義(概念フレームワーク)で登場する支配と金融資産の消滅の認識(金融商品会計基準)で登場する支配は、ニュアンスも含めて同じといってよいでしょう。



最後に、これは話だけということでかまいませんが、連結や企業結合で登場します。

連結財務諸表は、企業単体ではなく、企業集団(グループ)の状況を報告するための財務諸表です。

この場合の連結の対象となる企業集団は、ある会社(親会社)とその子会社です。

で、その親会社の定義が、「他の会社を支配している会社」です(連結原則第三 一 2)。

ここでは「もの等」ではなく、企業(会社)ですので、資産の定義や金融資産の消滅の認識の場合と全く同じという訳ではないでしょう。

しかし、基本的な考え方は同様です。

親会社が「自由にできる状態」にある会社(子会社)を含めたグループで財務報告を考えるのが連結財務諸表です。

ちなみに企業結合に係る会計基準(二2)にも登場します。


一つのキーワード的な言葉が違う所ででてくるときには、共通したイメージがあるとよいです。



そうだ、会計基準を読もう!!(支配のイメージがわきましたか?)
posted by 講師 at 21:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 会計基準の読み方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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